◆2008年9月9日の日記

天気: 晴れ 担当: 藤川 



 皆さんこんにちは。
朝、晩とずいぶん涼しくなってきましたね。
今日は空気もからっとして気持ちのいい朝でしたね。

 先週の土曜、仕事が終わってから、友人と京都に行ってきました。
母親が中学生の頃から高校を卒業するまでと、私が中学に上がるまで
ずっと日本舞踊を教えて下さっていたお師匠さんが入院したとのことで
お見舞いに行ってきました。なかなか時間が取れず、時間外のお見舞いに
なってしまいましたが・・・。
夏の京都は暑さが厳しいのと、もうずいぶんとお年も召していらっしゃるので
疲れが出たんだろうと言う事でした。たいしたことなくてよかったです。

 恐る恐る病室に入ると、こちらを向いてにっこり笑って
ソファーに腰掛けていました。
「おひさしぶりどすなあ。遠い所おおきに。」
懐かしい声と言葉を聞いて、昔の事を思い出したのと
安心したのとで思わず泣いてしまいました。
「おっしょさん、心配しました(´;ω;`)ウゥゥ」
「何を泣いてますのや、これでも食べてゆっくりしなさい。」
と反対にお茶とお茶菓子を出され('・c_・` ;)
久しぶりに色んな話をしました。


 私は幼稚園の頃から舞妓さんになりたくて
夕方、幼稚園が終わってから母親と一緒に
京都のお師匠さんの所までお稽古にいっていました。
中学に入るまでずっとそんな生活を続けていました。
 おっしょさんは、すごく厳しい人で、指の位置が一本違うのも,扇子の動かし方も
ほんの少しのミスも見逃してはくれません(´・ω・`;A) アセアセ
何度も自分に腹が立って悔しくて泣きましたが、そのたびに励ましてくれたのが
おっしょさんでした。厳しい中にもすごく優しさがある、ホントに素敵な人です。
上に立つ人は人としての器が大きくないと出来ないんだなと
幼いながら感じました。私が両親以外で唯一尊敬している人です。
おっしょさんがいる京都なら、親元を離れても大丈夫だと
思っていましたが、父親が「お前がいくんやったら、パパも引越しや!!」
と本気で京都に家を買うつもりで物件を探しはじめヾ(´Д`;●) ォィォィ
母親が父親を説得してくれましたが、私も何だか寂しくなってしまい
結局舞妓になる夢は諦めました。
 
 あんまり長くいて、疲れさせてはいけないと思い
挨拶をして帰るとき、すごくおっしょさんが小さく見えて
またまた悲しくなりました。
車に戻ると、待ってくれていた友人は私が泣いていたのが
わかったのか、黙って運転をして、美味しいお寿司屋さんに
連れて行ってくれました゚+。:.(*・ω・)o旦 旦o(・ω・*).:。+゚ しみじみ
友人の心使いにすごく癒されました゚.+:。(´∀`)゚.+:。ありがとう!






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